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株式会社ゲイズ 矢野雅也のblogです。

コクーン歌舞伎 第十一弾 「佐倉義民傳」


“SRサイタマノラッパー”のIKUが、何と、コクーン歌舞伎に登場!
「佐倉義民傳」とは、歌舞伎の演目で、350年前、千葉佐倉の名主が、佐倉藩国家老の暴政に耐えかねて、時の将軍徳川家綱公に直訴を決行、当時の御法度、直訴の罪に問われ、家族もろとも惨殺されたという、史実に基づいたお芝居。
勘三郎さん、また渋い出し物をコクーンで演るなあ、と思っていたら、ちゃんと仕掛けがしてあった。作詞を担当する、いとうせいこうさんに抜擢されたのは、IKUちゃんと、同じく映画の中で、おっぱいパブでバイトするMC TOMこと水澤紳吾。
江戸の庶民の装束で、ラップで語る、芝居の進行。何とまた、鬘の似合わぬ二人だけれど、やはり目頭がじーんとなるのは僕だけだろうか。
新宿タワーレコードのインストアライブで、ガチガチに緊張しまくってた、あのIKUちゃんが、コクーン歌舞伎の晴れ舞台でラップするなんて、こんどの主役はこのふたり。
よくぞまあ、ここ迄来れて良かったね!
中村座の芝居もさることながら、何といっても”号泣め〜ん!!”
| 舞台 | 03:10 | comments(0) | trackbacks(0)
通し狂言 雷神不動北山櫻


情熱大陸に登場した市川亀治郎は言う。
“歌舞伎に簡単なものなんてない。努力しないで楽しもうっていう考えが甘いんだよね。”

幕が開く、舞台中央にひれ伏す海老蔵。
面を上げると、なんとも晴れ晴れとした風情、正月の挨拶。
海老蔵は、喉の奥で玉を転がすようにしゃべる。
涼やかな眼、嬉しそうである。

わくわくする、歌舞伎の始まりだ。
今日は3階席なので、ちらちらと“大向こう”のかけ声はどんな人だろう、などと横の席を見ると、
横一列でおもいっきり弁当をほおばっている、いい匂いがする。

今日は“市川海老蔵五役相勤め申し候”ということで、出ずっぱり。
昨年の勘三郎に続いて奮闘である。

通し狂言 雷神不動北山櫻
ここではなんと、悪役は天皇の兄、”民のしあわせ”などとやさしくほほえみながら、
じつは己の欲望のままに、世の中をかき乱す大悪人。
超女ったらしの安倍清行や、酔うと、前後の見境がつかなくなる鳴神上人、
“毛抜き”の粂寺弾正にいたっては、クレイジー映画の植木等そのものだ。

こんな連中は、やっぱり頼りにならんと見えて、最後に不動明王が登場し、
これにて一件落着。

おおいに楽しい。
もっとやって欲しい、
海老蔵さんは若いし、難しい人生かもしれんけど、いいなあ。

生まれ変わったら、歌舞伎役者か。

| 舞台 | 04:48 | comments(0) | trackbacks(0)
菅原伝授手習鑑/粟餅/ふるあめりかに袖はぬらさじ
今日は楽しかった。何しろ席は前から二番目、
玉三郎はじめ、勘三郎、海老蔵、三津五郎、橋之助、福助、彌十郎といった、豪華キャスト。
舞台のすぐ近くから、双眼鏡で観る迫力タルや。

菅原伝授手習鑑。これはいままでに、何度もみているけれど、何となく退屈なお芝居のイメージだった。ところが今日のこのお芝居は凄かった。勘三郎VS海老蔵バトル、いい男っぷりをまきちらしながら、不運に見舞われた”忠義の人”を粛々と演じる海老蔵、それに対して、海老蔵を裏切ったと見せて憎々しさをここぞとばかりに振りまいて、実は主君の子の命を救うために我が子の首を切らせるという悲しく、そして猛々しい役を、勘三郎は汗と唾、そして鼻水、涙といつもながらびしょびしょの熱演。片方で勘三郎のあごの先からだらーっと糸を引く鼻水。そうかと思うと傍らの海老蔵も着物の襟に、ぼたぁっと鼻水。周囲の席のおばさまたちも、しゅんしゅんとすすり上げて、
舞台と観客鼻水の大合唱で幕を閉じ、あ〜いがった〜っていうか、みんな風邪?

粟餅。踊りが超うまい三津五郎さんと、やっぱりいなせな橋之助。
この2人がいるだけで、ぱぁ〜っと舞台が明るくなって、いやが上にも晴れやかなおめでた〜い気分になれるのです。
歌舞伎のお家に生まれて、体の芯から流麗な所作が身に付いたおふたりの、なんとうらやましい事。

ふるあめりかに袖はぬらさじ。何年か前に熊本県山鹿の八千代座で、ここは明治の始めに建てられた本格的な芝居小屋。昔だから客席と舞台は汗が飛んでくるほど近い。玉三郎さんが、お客の顔を身近に眺めながら、本当に楽しそうに演じてらっしゃった。あれも楽しかった。
今日はオールスターキャスト。まあ玉さまようしゃべること、ほんとうにおばちゃんになってた。中年の芸者の役だけど、双眼鏡で観ていると、タイムスリップして、幕末時代の遊郭の庭に潜んで、中をのぞいているような気分に本当になってくるのが怖いほど。
この人の若い頃は、さぞもてて、指名する客がたえなかったんだろうなぁと思いながら、
ほんとに笑えるシーンでも、悲しい気持ちになってくる。
若い芸者の自殺について、周囲の人みんなが身勝手な憶測に感情移入してゆくなか、玉三郎演じる中年芸者は、その死ななければならなかった娘の悲しみを自分のものとするが故に、でっち上げの美談を客に吹聴することによって、娘の死を悼んでいる。あんまりにも悲しすぎるから、なぜだか面白おかしく語ってしまう自分に我ながら嫌気をさすものの、すんなり過去の出来事にしてしまってはあの娘がかわいそすぎる。優しい心情に、勘三郎の存在も忘れて、ただただ魅入ってしまいました。玉三郎と同じ時代に生まれる事ができて、本当に良かった。

帰りは博多ラーメンたべました。
| 舞台 | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0)
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| 舞台 | 00:50 | comments(0) | trackbacks(0)
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